フランス語の du とか des ってなに?なにが違うの?
今回はフランス語の前置詞[de / du / des]について分かりやすく簡単に解説します。
前置詞[de / du / des]はすべて意味/役割は同じ
du(デュ)と des(デ)は、どちらも de(ドゥ)が変化したもの。カタチは違いますが、de も du も des も意味や役割はすべて同じです。
フランス語の前置詞[de]は、英語でいう of「~の」や from「~から」などの役割をします。
部分冠詞の du / de la はこちらをチェック☟

フランス語の[de(前置詞)]= 英語の[of][from]
では、どんなときに du や des に変化するのでしょうか??
あとに続く名詞の「性別(単数 / 複数)」によってカタチが変わる
前置詞の de は、あとに続く名詞が「男性」か「女性」か「複数」かによって変化します。
フランス語の名詞にはすべて性別(男性名詞 / 女性名詞)があります。
de のあとに le(ル)から始まる男性名詞が続く場合は du、la(ラ)から始まる女性名詞が続く場合はそのまま de、les(レ)から始まる複数形が続く場合は des になります。
le / la / les の違いは?☟

de + le ➔ du
de + la ➔ de la
de + les ➔ des
例えば、フランス語で「彼が ○○ から帰ってきます。」と言いたいときは☟
Il revient de ○○(イル ルヴィヤン ドゥ ○○)
という言い方をしますが、その ○○ のところに「仕事(le travail:男性名詞)」が入るときは☟
Il revient du travail.(イル ルヴィヤン デュ トラヴァイユ)
「彼が仕事から帰ってきます。」
de + le travail ➔ du travail
○○ のところに「図書館(la bibliothèque:女性名詞)」が入るときは☟
Il revient de la bibliothèque.(イル ルヴィヤン ドゥ ラ ビブリオテーク)
「彼が図書館から帰ってきます。」
de + la bibliothèque ➔ de la bibliothèque
○○ のところに「アメリカ(les États-Unis:複数形)」が入るときは☟
Il revient des États-Unis.(イル ルヴィヤン デ ゼタズュニ)
「彼がアメリカから帰ってきます。」
de + les États-Unis ➔ des États-Unis
などのように、de のあとに続く名詞の性別(単数 / 複数)によって de のカタチが変わります。
なお、あとに続く名詞が「母音(a, e, i, o, u)」から始まる場合は、性別(男性名詞 / 女性名詞)に関わらず de l’ になります。
例えば、「彼が学校(l’école)から帰ってきます。」は☟
Il revient de l’école.(イル ルヴィヤン ドゥ レコール)
de + l’école ➔ de l’école
école(エコール)が母音(e)から始まっているので、de l’école になるというわけですね。
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