「全集中の呼吸」って英語でなんて言うの?
「柱」とか「十二鬼月」は英語で?
映画『無限列車編』が国内の歴代興行収入第1位に輝くなど、空前の大ヒットを記録している「鬼滅の刃」。
今回は、「鬼滅の刃」の英語版から、日常会話で使える簡単な英会話フレーズをピックアップしました。
さらに、「全集中」や「柱」など、マンガ(アニメ)に登場してくるキーワードが、英語版でどのように表現されているかも紹介しています。
ぜひ最後までお楽しみください。
【鬼滅の刃】で学ぶ簡単ワンフレーズ英会話10

またあとでね
☞ See you later.
主人公の炭治郎(たんじろう)が炭を売りに町に行くとき、家を出たところで妹の禰豆子(ねずこ)に出会います。
禰豆子は別れ際に、「行ってらっしゃい」という意味を含めて、炭治郎に “See you later.” と声をかけます。
「鬼滅の刃」英語版のタイトルは、“Demon Slayer”です。
demon は「鬼」、slayer は「討つもの」という意味。直訳すると「鬼を討つもの」、つまり「鬼狩り」ということですね。
大丈夫?
☞ Are you alright?
鬼に襲われケガを負った妹を背負いながら、雪道を歩く炭治郎。
そのとき、雪で足を滑らせ崖下に滑り落ちてしまいます。炭治郎は妹にこう声をかけます、“Are you alright?”。
鬼狩りの剣士たちが集う政府非公認の組織「鬼殺隊」。
英語版では、“Demon Slayer Corps” と訳されています。corps は「隊」という意味。
がんばって!
☞ You can do it!
「大丈夫か」と歩み寄る炭治郎に襲い掛かる禰豆子。
傷口から鬼の血を浴びた禰豆子は、鬼へと化してしまっています。自分に襲い掛かってくる妹にむけて、兄はこう言います。
“Be strong!”「しっかりしろ!」
“Don’t turn into a demon!”「鬼になんてなるな!」
“You can do it!”「がんばれ!」
鬼殺隊の剣士たちが操る特殊な呼吸法「全集中の呼吸」。
英語版で「全集中の呼吸」は、“Total Concentration Breathing”と訳されています。
total は「全ての」、concentration は「集中」、breathing は「呼吸」という意味。日本語をそのまま直訳した感じですね。
カンペキ!
☞ That’s perfect!
妹を背負って歩くために、大きなカゴをつくった炭治郎。妹をカゴに入れようとしますが、体が大きすぎて入ることができません。
すると、妹の体がスルスルっと小さくなってカゴにすっぽりと入りました。それを見た炭治郎はこう言いました。
“Oh! Good!”「おぉ!いいね!」
“That’s perfect!”「カンペキ!」
鬼を倒すことができる唯一の武器「日輪刀」。
「日輪刀」は、“Nichirin Sword”と英訳されています。sword は「刀」という意味。
信じられない!
☞ I can’t believe it!
ある人物に会うための旅の道中、二人は鬼に遭遇します。
鬼に襲われる炭治郎を助けに入る禰豆子。鬼の顔面を思いっきり蹴り飛ばすと、鬼の頭がすっぽりと抜け吹っ飛びます。
それでも死なずに襲い掛かってくる鬼を見て、炭治郎がひと言 “I can’t believe it!”。
炭治郎が使う呼吸法「水の呼吸」。
「水の呼吸」は、“Water Breathing”と英訳されています。
water は「水」、breathing は「呼吸」という意味。直訳ですね。「全集中、水の呼吸!」は、“Total concentration, water breathing!” です。
やっぱり!
☞ I knew it!
二人を見てなにか違和感を感じとった鬼は、“Are you two human?”「お前ら人間か?」と問いかけます。
禰豆子が鬼だと気づいたとき、その鬼はこう言います。
“I knew it! One of you is a demon!”「やっぱりな!片方は鬼なんだ!」
鬼たちが嫌う「藤の花」。
藤の花は、英語で “wisteria” と言います。

くらくらする
☞ I’m dizzy.
鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)という男に出会った二人。その男は、「妹を背負ってついて来い」と炭治郎に言います。
男はとても足が速くて、ついていくのがやっと。ギリギリのところで、なんとか男についていくことができた炭治郎に、男が「これから山に登る」と言い出します。
そこで炭治郎がひと言 “My legs are getting weak. I’m dizzy.”「足に力が入らない。めまいがする。」
鬼たちのボス、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の血を多く分け与えられた12人の最強の鬼たち「十二鬼月」。
「十二鬼月」は、英語版で “Twelve Kizuki” になっています。きっと Kizuki ってなんのこと?ってなりますよね。
わかった
☞ I get it.
鱗滝に「夜明けまでに山の麓の家まで下りてくること」と命じられた炭治郎。
それに対し、炭治郎は “Is that all?”「それだけ?」と返します。そして、“I get it. He thinks I’ll get lost in this thick fog.”「わかった。この濃い霧でオレが迷うと思ってるんだ。」と頭の中でつぶやきました。
「十二鬼月」はその強さによって「上弦」と「下弦」に分かれています(上弦のほうが強い)。さらに、それぞれ壱(いち)から陸(ろく)までの数字が与えられています(壱のほうが強い)。
英語版では、「上弦」が “Upper Ranks”、「下弦」が “Lower Ranks” になっています。「下弦の壱」は “Lower Rank 1” です。
「月」のニュアンスが消えてしまうのは、ちょっと残念ですね。
やったよ!
☞ I made it!
山はとても空気が薄く、投げ石や落とし穴など、さまざまなワナも仕掛けられています。
苦しみながらも、なんとか夜明けまでに家にたどり着くことができた炭治郎が、鱗滝に向かってこう言います。
“I made it back.”「なんとか戻りました。」
*“I made it” は、なにかを達成したとき「やったよ!」、目的地に着いたとき「やっと着いた!」、間に合ったとき「間に合った!」など、さまざまな状況で使える便利な表現です。
剣士たちが繰り出す必殺技にはいくつかの「型」があります。
「型」は、英語で “Form”。「壱ノ型」は “First Form”、「弐ノ型」は “Second Form” と英訳されています。
ちなみに、水の呼吸 壱ノ型「水面斬り」は “Water Surface Slash”、弐ノ型「水車」は “Water Wheel” です。基本的に直訳ですね。
こんな感じ?
☞ Like this?
鬼殺隊に入るための最終選別で生き残るため、鱗滝のもとで修業を続ける炭治郎。
呼吸法と型を習ってるときに、炭治郎が鱗滝に「こんな感じですか?」と何度も問いかけます。
“Like this? This? This?”
鱗滝の返答は、常に “No! No! No!” です…。
鬼殺隊最強の剣士、9人の「柱」。
「柱」は、英語版でもそのまま “Hashira” と訳されています。Hashiraと言われてもきっと何のことかわからないですよね。
ちなみに「水柱」は “Water Hashira” です。
まとめ:簡単英会話フレーズ
- またあとでね ☞ See you later.
- 大丈夫? ☞ Are you alright?
- がんばって! ☞ You can do it!
- カンペキ! ☞ That’s perfect!
- 信じられない! ☞ I can’t believe it!
- やっぱり! ☞ I knew it!
- くらくらする ☞ I’m dizzy.
- わかった ☞ I get it.
- やったよ! ☞ I made it!
- こんな感じ? ☞ Like this?
参考書籍
鬼滅の刃アニメ版は、以下の動画配信サービスで視聴できます(最新の配信状況は各サイトでご確認ください)。
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