フランス語で「これから出かけます」ってなんて言えばいいの?
今回はフランス語の近接未来(futur proche)「これから ~ します」について分かりやすく簡単に解説します。
「これから 〜 します」は “aller + 動詞の原形”
フランス語で「これから ~ します」のように近い未来のことを表したいときは、「行く」という意味の動詞 aller(アレ)のあとに動詞の原形(不定詞といいます)を続けます。
aller は英語でいう go にあたる動詞です。英語で「これから ~ します」と言う場合に、“be going to + 動詞の原形” というカタチを作りますが、フランス語の “aller + 動詞の原形” もそれと全く同じ考え方です。
フランス語 | 英語 | |
---|---|---|
「これから ~ します」 | aller + 動詞の原形 | be going to + 動詞の原形 |
aller の部分は主語によってカタチが変わる
aller の部分は主語「私、あなた、彼など」によってカタチが変わります(動詞のカタチが変わることを活用といいます)。
変わるのは aller の部分のみ。aller のあとに続ける動詞のカタチは変わりません。
例えば、主語が「私 = Je(ジュ)」の場合は☟
Je vais
(ジュ ヴェ)
主語が「あなた = Tu(テュ)」の場合は☟
Tu vas
(テュ ヴァ)
主語が「彼 = Il(イル)」の場合は☟
Il va
(イル ヴァ)
のようになります。上記の vais / vas / va の部分が aller の活用形です(原形とは全く違うカタチですね…)。
主語によって aller のカタチがどのように変わるのかをまとめると、こちらのようになります☟
aller の活用一覧
主語 | aller の活用形 (太字の部分) | 発音 | 英語 |
---|---|---|---|
私 Je | Je vais | ジュ ヴェ | I am going to |
あなた (カジュアル) Tu | Tu vas | テュ ヴァ | You are going to |
彼 Il | Il va | イル ヴァ | He is going to |
彼女 Elle | Elle va | エル ヴァ | She is going to |
私たち (カジュアル) On | On va | オン ヴァ | We are going to |
私たち Nous | Nous allons | ヌ ザロン | We are going to |
あなた (フォーマル) あなたたち Vous | Vous allez | ヴ ザレ | You are going to |
彼ら Ils | Ils vont | イル ヴォン | They are going to |
彼女ら Elles | Elles vont | エル ヴォン | They are going to |
近接未来「これから 〜 します」の文を作ってみよう
それでは実際に近接未来の文を作ってみましょう。
主語にあわせて aller のカタチを変えて、そのあとに動詞の原形を続けます。
例えば、「私はこれから出かけます。」は☟
Je vais
私はこれからします
+
partir
出かける
(ジュ ヴェ パルティル)
「私たちはこれから地下鉄に乗ります。」は☟
On va
私たちはこれからします
+
prendre le métro
地下鉄に乗る
(オン ヴァ プランドル ル メトロ)
「彼女たちはこれからショッピングに行きます。」は☟
Elles vont
彼女たちはこれからします
+
faire du shopping
ショッピングに行く
(エル ヴォン フェール デュ ショピング)
のようになります。
「もっと例文が欲しい!」という方は、ページ右上の をタップして「Je vais」と検索してみてください。近接未来を使ったフレーズがたくさん出てきますよ。