フランス語の un とか une ってなに?どうやって使い分ければいいの?
今回はフランス語の不定冠詞(un / une / des)について分かりやすく簡単に解説します。
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un / une はどちらも英語の a (an) にあたるもの
フランス語の un(アン)/ une(ユヌ)はどちらも「ある1つの」ものを指すときに使われるもの(文法用語では「不定冠詞」と呼ばれます)。
英語で「バナナ(1本)」は a banana、「オレンジ(1つ)」は an orange と言いますよね。フランス語の un / une はその a や an にあたるものです。
日本語 | フランス語 | 英語 |
---|---|---|
バナナ(1本) | une banane | a banana |
オレンジ(1つ) | une orange | an orange |
では、un と une をどうやって使い分ければいいのでしょうか?
なぜ「バナナ」も「オレンジ」も une なの?・・・
あとに続く名詞が男性 / 女性かで使い分ける
使い分けのルールはとても簡単です。
それは、un / une のあとに続く名詞が「男性」か「女性」かによって決まるというもの。
フランス語の名詞にはすべて性別(男性名詞 / 女性名詞)があります。
あとに続く名詞が男性なら un、女性なら une を使います。
un + 男性名詞
une + 女性名詞
つまり「バナナ」も「オレンジ」も une がついているのは、どちらも「女性名詞」だからということですね。
des は英語の some「いくつかの」にあたるもの
不定冠詞にはもうひとつ、des(デ)というものがあります。
un / une が「ある1つの」ものを指すときに使うのに対して、des は「いくつかの」(かつ「数えられる」)ものを指すときに使います。
英語で「(いくつかの)りんご」は some apples という言い方をしますが、その some にあたるのがフランス語の des です。
なお、des の場合はあとに続く名詞が「男性」でも「女性」でもカタチは変わりません。
des + 複数形(数えられるもの)
日本語 | フランス語 | 英語 |
---|---|---|
りんご(複数) | des pommes | some apples |