フランス語の du とか de la ってなに?どうやって使い分ければいいの?
今回はフランス語の部分冠詞(du / de la)について分かりやすく簡単に解説します。
du / de la はどちらも英語の some「いくらかの」にあたるもの
フランス語の冠詞には「定冠詞[le / la / les]」と「不定冠詞[un / une / des」」、そしてもうひとつ「部分冠詞[du(デュ)/ de la(ドゥ ラ)]」というものがあります。
部分冠詞は英語の some「いくらかの」にあたるもので、“数えられない” ものを指すときに使います。
例えば「水」。水は量を測ることはできても、「1つ、2つ」と数えることはできないですよね。
英語では「(いくらかの)水」と言いたいときに some を使って、some water と表現します(waters とは言わない)。
フランス語もそれと同じ考え方です。「(いくらかの)水」と言いたいときは部分冠詞を使って、de l’eau と表現します(なぜ l’ になっているのかはこのあとで説明します☟)。
日本語 | フランス語 | 英語 |
---|---|---|
(いくらかの)水 | de l’eau | some water |
では、du と de la をどうやって使い分ければいいのでしょうか??
あとに続く名詞が男性 / 女性かで使い分ける
du / de la の使い分けのルールはとてもシンプルです。
それは、du / de la のあとに続く名詞が「男性」か「女性」かによって決まるというもの。
フランス語の名詞にはすべて性別(男性名詞 / 女性名詞)があります。
あとに続く名詞が男性なら du、女性なら de la を使います。
du + 男性名詞
de la + 女性名詞
例えば、フランス語の「牛乳(lait)」は男性名詞なので du lait(デュ レ)、「肉(viande)」は女性名詞なので de la viande(ドゥ ラ ヴィヤンドゥ)というような感じです。
日本語 | フランス語 | 英語 |
---|---|---|
(いくらかの)牛乳 | du lait | some milk |
(いくらかの)肉 | de la viande | some meat |
なお、あとに続く名詞が「母音(a, e, i, o, u)」から始まる場合は、性別(男性名詞 / 女性名詞)に関わらず de l’ を使います。
先ほど出てきた「水(eau)」は母音(e)から始まっているので、de l’eau(ドゥ ロ)になっているというわけですね。
関連記事

