「littleとfewってなにが違うの?どうやって使い分けるの?」
「littleとa littleってまったく一緒でしょ?!」
数や量が「少ない」を意味する英語表現といえば、littleやfew、a little、a fewなどがありますよね。
今回のテーマは、little, a little, few, a fewの正しい使い分けについて。
あなたは、こちらの文のニュアンスの違いがわかりますか?
- I have few friends in LA.
- I have a few friends in LA.
この先を読めば、ニュアンスの違いがはっきりとわかります。
littleとfewの使い分けは?

まずは、littleとfewの使い分けについて。
littleとfewは、あとに続く名詞が数えられるものか、数えられないものかでどちらを使うかが決まります。
数えられるもの=few
数えられるもの(可算名詞)のときは、fewを使います。
可算名詞は、例えば book, car, friend, song, apple など、たくさんあります。
数えられないもの=little
数えられないもの(不可算名詞)のときは、littleを使います。
不可算名詞には、例えば water, time, money, music, rice, bread, furniture, information, news, work などがあります。
littleとa little、fewとa fewの使い分けは?

littleとa little、fewとa few。“a” を付けるか付けないかで、ニュアンスがガラッとかわります。
littleとfewは「あまりない」「ほとんどない」
littleとfew(“a” を付けない)は、「あまりない」とか「ほとんどない」など、ネガティブなニュアンスがあります。
例えば、I have few friends in LA. と言うと、「ロサンゼルスには、友だちがあまりいません(もっと欲しいなぁ…)。」というニュアンスに。
I am very busy with my job. I have little time for other things.
「仕事がめっちゃ忙しくてさー、ほとんど他のことやる時間ないわ。」
a littleとa fewは「少しある」「いくつかある」
a littleとa few(“a” を付ける)は、「少しある」「いくつかある」という意味になり、そこにはネガティブなニュアンスはありません。
例えば、I have a few friends in LA. と言うと、「ロサンゼルスに友だちが少しいます(少ないけど十分だよ)。」というニュアンスに。
Let’s go get something to drink. We have a little time before the bus leaves.
「何か飲みもの買い行こーぜ。出発まで少し時間あるみたいだし。」
little / fewを使うか、a little / a fewを使うかは、話し手の感じ方によります。
例えば、「ロサンゼルスに友だちが3人いる」という事実があったとします。
そのときに、fewを使えば「あまりいない(もっと欲しい)」というニュアンスになりますし、a fewを使えば「少しいる(十分だね)」というニュアンスになります。
同じ「3人」だとしても、どちらを使うかはその人次第というわけです。
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これで、littleとa little、fewとa fewの使い分けについてわかりましたね。
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