ニュースがわかる!知っておきたいキーワードの【新型コロナウイルス】編です。
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アストラゼネカ
イギリス・ケンブリッジに本社を置く製薬会社。医薬品売上高は、約244億ドルで世界第11位(2019年)。新型コロナウイルスワクチン(ウイルスベクターワクチン)をオックスフォード大学と共同開発。
アナフィラキシー
急速に全身に現れるアレルギー反応。皮膚(じんましん、赤み、かゆみ)や、呼吸器(くしゃみ、せき、息切れ)、粘膜(目や唇の腫れ)など症状はさまざま。血圧の低下や意識障害などを伴うケースを「アナフィラキシーショック」という。
ウイルスベクターワクチン
弱毒化したウイルス(アデノウイルスなど)に標的ウイルス(新型コロナウイルスなど)の遺伝子を組み込み、それをベクター(「運び屋」を意味する)として体内に送り込むというもの。体内で標的ウイルスのたんぱく質が作られ、免疫ができる仕組み。
クラスター
「群れ」や「集団」を意味する言葉(cluster)。新型コロナウイルスなどの感染症においては「感染者の集団」のことを指す。
集団免疫
人口に対して一定の割合より多くの人が免疫を獲得することで、感染症の流行が収まること。集団免疫を得るために必要な割合は、感染症によりそれぞれ異なる。
パンデミック
感染症が世界的に大流行すること。世界保健機関(WHO)では、パンデミックまでの状況を6つのフェーズに分類している(「フェーズ6」がパンデミックが進行している状態)。
ファイザー
アメリカ・ニューヨークに本社を置く製薬会社。医薬品売上高は、約517億ドルで世界第2位(2019年)。新型コロナウイルスワクチン(mRNAワクチン)をドイツ・バイオンテック社と共同開発。
変異株
ウイルスは人の細胞に入り込み、遺伝情報をコピーさせて増えていく。増殖する過程で遺伝情報に変化が起こったウイルスを変異株という。遺伝情報の重要な部分に変化が起こると、感染力が高くなったり、免疫やワクチンの効果を低下させることがある。
免疫
体内に侵入してきたウィルスなどの病原体とたたかう仕組みのこと。人間に生まれつき備わっている自己防衛システム。
モデルナ
アメリカのバイオテクノロジー企業。2010年設立、本社はマサチューセッツ州ケンブリッジ。ファイザー製と同じmRNAタイプの新型コロナウイルスワクチンを開発。
ロックダウン
都市封鎖のこと(lockdown)。感染拡大防止のため、一定期間にわたり、外出制限や店舗閉鎖、一斉休校、イベント中止などを実施する措置。諸外国では違反者に罰則が科されるケースも。
ワクチン
弱体化させたウィルスを注射することで、同じウィルスが体に侵入してきたときに症状が重くならないようにする。人間の免疫システムを利用している。
COVID-19(コヴィッド・ナインティーン)
新型コロナウイルス感染症の国際正式名称。Coronavirus disease 2019(2019年に発生した新型コロナウイルス感染症)の略。
mRNAワクチン
ウイルスの遺伝物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」を投与するワクチン。体内でmRNAからウイルスのたんぱく質が作られ、それに免疫機能が反応し抗体ができる仕組み。
PCR検査
採取した検体(唾液など)にウイルスがいるかどうかを調べる検査。ウイルスの遺伝子を増幅させて調べる方法で、検体にウイルスがいない(または検査に必要な量より少ない)場合、検査結果は陰性になる。PCRとは、Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略。
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