「used toとbe used to、なにが違うの?」
「あれ?どっちを使うんだっけ?!」
今回のテーマは、“used to” と “be used to” の違いです。
この2つの表現、似た英語同士ですが意味は全く違うので要注意です!
used to:「前はよく~しました」「前は~でした」

まずは、used to の方から。
used to の用法について、世界で最も有名な英文法書「Grammar in Use」では、このように説明されています。
I used to do something = I did it regularly in the past but no longer do it.
Grammar in Use
つまり、「昔はよくやっていたけど、今はやっていない」ようなことに使うということ。
そしてポイントは、後ろに “be” とか “have” とか “like” など「動詞」がくっつくことです。
used to はこんな時に使える!
例えば、「前はロングヘアだったんだよねー。」と言いたいときに used to を使って、
☞ I used to have long hair.
と言うことができます。
もし、「子どもの頃は、ピーマン苦手だったんだよね。」みたいに否定文にしたい場合は、
☞ When I was a kid, I didn’t used to like green bell peppers.
のような感じで “didn’t” をつければ、「前は~しなかった」「前は~じゃなかった」というニュアンスになりますよ。
be used to:「~に慣れています」

じゃあ、be used to の方は?
be used to の用法はこう書かれています。
I am used to something = it is not new or strange for me.
Grammar in Use
つまり「慣れている」ようなことに使うということ。
used to は後ろに「動詞」がくっつきますが、be used to は後ろに「名詞(動名詞)」がくっつくのがポイントです。
be used to はこんな時に使える!
例えば、「まぁ、ひとり暮らし慣れてるから。」と言いたいときに be used to を使って、
☞ I am used to living alone.
と言うことができます。
逆に「運転慣れてないんだよね。」と否定文にしたいときは、
☞ I am not used to driving.
“not” をつけるだけ、簡単ですね。
get used to は「~に慣れる」
be used to は「慣れている」か「慣れていない」かどうかでしたが、「慣れる」とか「慣れた」と言いたいときは、get used to を使います。
例えば「まぁ、そのうち慣れるよ。」は、
☞ You’ll get used to it.
「だんだん慣れてきたわ。」のように過去形にしたい場合は、
☞ I got used to it.
というように “got”(get の過去形)を使います。
get used to も後ろには「名詞(動名詞)」がくっつきますよ。
おすすめの英文法書
世界で最も売れている文法書のひとつ「Grammar in Use」。
英文法を英語で学ぶテキストですが、簡単にわかりやすく説明してくれているので、「エッ、英文法を英語で勉強するなんてムリ。」という方でもチャレンジしてみる価値大です。
会話でそのまま使える例文もたくさん載っています。
- 中級者向け(TOEIC450~750)
アメリカ英語版はこちら
Grammar in Useのアメリカ英語版。扱う内容はほぼ同じで、オリジナル版をアメリカ英語に直したバージョンです。
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